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年間計画の立て方(中央省庁の調達改善計画を読む)

今は3月。多くのビジネスパーソンが4月からの1年間をどうしようか考える時期です。
 

中央省庁の調達改善計画に関わった経緯

 2012年4月より日本の中央省庁では府省ごとに購買・調達部門における年間計画(調達改善計画)を立案・運用することになりました。そして私は同年3月の1ヶ月間、各府省が作成した草案を確認して完成度を高めることを目的にした会議に毎週のように出席しました。

 それまで各府省の調達部門において一定の業務目標管理はなされていたようですが、公開されている情報は限定的、かつ府省によってその内容はまちまちでした。それを改め
・全府省が一定の方針に従って計画立案する
・計画発表後は定期的に進捗結果を確認する
・確認結果を有識者のチェックを受けつつ公開し合う
ことで、PDCAサイクル管理を公的に導入する考えがあったものと考えられます。

 中央省庁は取扱金額規模、関連する人員数、共に日本最大規模の購買・調達組織であるものと想定されます。その組織のためにBtoB購買改革での経験を活かせるとあって、私はこの上ない機会に恵まれました。

 関係者には、中央省庁においてそれまで取り組んでいた内容をまとめて頂くと共に、私自身、広く世の中にある年間計画(PDCA)についても調べ、その成果を関係者の方々と共同で建て付けました。
 

説明資料のご紹介

 上記経緯で始まった「調達改善計画」の立案と進捗管理は1年周期で運営されています。まもなく5年目が終わり、4月から6年目が始まる予定です。

 一方、私は当事者の一人として間近で見る立場から離れてかなり経ちます。
今らしく「調達改善計画」の成果物をを現場から少し離れた立場でまとめてみました。

制作資料
PDF版:【資料】年間計画の立て方 (ファイル容量 約2.97MB)

 資料の構成は以下のとおりです。

■イントロダクション
時系列で当時を振り返ると共に、公的機関にはどのような組織体があるかまとめています。

■中央省庁における購買・調達業務
中央省庁における調達業務のルールは法令で定められており、その概要をまとめています。官公庁ならではの用語が並びますが、用語にさえ慣れれば民間企業でも広く通じる考え方であると私は考えています。
(例)官公庁では5者間で指名競争入札、民間企業では5社間で相見積を取得すると言う。

条件交渉の仕方を考えるにあたっての参考になれば幸いです。

■中央省庁の購買・調達部門における年間計画(調達改善計画)
調達改善計画の構成と狙いについて説明しています。購買・調達部門の方向けの内容になっていますが、それ以外の職種の方にも応用できるように書いてみました。

■調達改善計画初年度 こぼれ話
初年度ならではの出来事が舞台裏で起きたので紹介させて頂きました。

■まとめ
これまで説明させて頂きました内容のまとめです。

■編集後記
公的機関での調達と民間企業での調達の違いについて、私が感じたものを二軸のグラフにまとめています。

(補足)
①本資料は2017年3月11日の購買ネットワーク会でプレゼンした資料を一部変更したものです。
②この資料の最後の方のページに記しているように、本資料は個人的見解を述べたものであり、過去ないし現在における所属組織の公式見解ではありません。
③本ページの一番上にあるイラストは調達改善計画による取組イメージで、内閣官房行政改革推進本部事務局 公式Webサイトにあるものです。

■関連
公式Webサイト:調達改善の取組(内閣官房行政改革推進本部事務局)

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プロフィール

小室

小室 勝裕
1972年生まれ。京都市在住。
10年来、購買業務のうち間接材の取引見直しによるコスト削減を様々な立場で経験。コンサルテイング会社勤務時代には事業を西日本に拡大するに当たっての現場の最前線を背負う。事業企画、経営企画、そして内閣府に出向して国の制度改革にも貢献した後、製薬会社に転職、現在に至る。
週末は二児の父として子供と外出する日々。

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